ニセモノ【あとがき】


  短編小説『ニセモノ』を読んでいただきありがとうございます。本作の文量で400字詰め換算29枚になります。

 

 初めての時代モノを、短めの作品ながらちゃんと完結させられたので少なからず思い入れのある作品です。もっとも、それだけに、考証をもっとしっかりできればなぁと思ってしまいます。

 

 元ネタは、気付く方は気づいただろうなぁ、と思うのですが、司馬遼太郎の短編集『新撰組血風録』の一遍『虎徹』でした。この作品を刀を売った側の人間の視点で書いてみようというのが当初のテーマでした。

 


 

 自分は刀の価値などまったく分からない人間ですが、日本刀が欲しいなぁ、握ってみたいなぁ、振ってみたいなぁ……などと時代劇の殺陣の場面など見ていると思ってしまいます。まぁ、実際の刀は重くてあんなふうに振り回せるものではないと思いますが。

 

 

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